商品にはそれぞれ商品名や値段が表示されているプライスカードというのがあり、それを店側は表示する義務があります。
プライスカードがないと、その商品が一体いくらなのかわからないですからね・・・。
皆さん、一度プライスカードをつけたはずなのに、気づいたら無くなっているということはありませんか?
その理由とは一体なんでしょうか?
何もしなければ無くならない!
どうしてプライスカードが無くなると思いますか?
誰も何もしなければ無くなることは絶対にありません。
つまり、プライスカードが無くなるには、誰かがその場から撤去しなければなりません。
プライスカードが無くなる原因はコンビニ関係者が取っていると考えていいでしょう。
お客様がプライスカードを取るなんてことは、ほとんどありませんからね。
プライスカードが無くなる理由
では、コンビニ関係者がわざわざプライスカードを撤去する理由にはどのようなことが考えられるでしょうか?
元々きちんとプライスカードが整理されて、商品の前に付けられていたら取る必要はないですよね。
では、プライスカードを撤去する場面は2つ考えられます。
1つは、プライスカードと商品が一致しない場合です。
もちろん、値段も商品名も違うわけですから、誤表記になりお客様が困惑してしまい、最悪クレームにまで繋がってしまうのです。
ですので、商品とプライスカードが一致していない場合に、それに気づいたスタッフが撤去してプライスカードが無くなるということです。
2つ目は、商品が欠品した時です。
商品が欠品すると、その空いたスペースを別の商品で埋めようとします。
そして、元々あった商品のプライスカードだけが残り、先ほどと同様に商品とプライスカードが一致しなくなるので、プライスカードを撤去しますね。
そして、1~2日後に欠品した商品が納品されるので、元のあった場所に補充をします。
すると、別の商品で埋めるためにプライスカードを撤去したので、今度は商品だけになってしまい、プライスカードが無いという状態になってしまうのです。
逆を言えば、常に商品の場所が一定であればプライスカードは無くなることがないということです。
対策
先ほども申し上げましたが、商品の場所が変わらなければ、プライスカードを撤去する必要はないですから、常に商品の位置が変わらないようにすればいいわけです。
商品の位置が変わるのは、商品を補充する時と欠品した時です。
商品の補充をする時は、一度決めた場所を変えないようにスタッフに徹底させる必要があります。
たまにあるのが、売り場に並んでいるにも関わらず、それに気づかず別の空いたスペースに補充してしまうことがあります。
そうすると離れた場所に並び、いつの間にか元々並べていた場所から、後から間違えて補充してしまった場所に変わってしまいます。
ですので、補充の際には、プライスカードを見て補充させることを徹底させましょう!
また、責任者で発注をする際は必ず欠品しないように発注を心がけるようにしましょう!
発注に関しては店長の責任なので、欠品したらスタッフに合わせる顔が無いですよ?(笑)
特にお菓子や日用品は欠品してから発注をするという店長もいますので、プライスカードを徹底させたいなら、発注の考えを改めましょう。
しかし、商品管理を徹底していたとしてもどうしても無くなってしまうことがあります。
ですので、日ごろからプライスカードが商品と一致しているかのチェックをするようにしましょう。
そして、スタッフにプライスカードの作り方を教えて、日常のワークスケジュールに組み込むのもいいと思います。
色々な店舗を見て回りましたが、プライスカードが完璧についている店の方が少ないです。
それだけ意識していたとしても、プライスカードの徹底は難しいのです。
しかし、出来ている店舗もありますし、きちんと徹底できているかが良い店舗の条件の1つだと思います。
当たり前のことなのですが、当たり前のように徹底できるように取り組まれてみてはいかがでしょうか?
必ず売上げも上がり、良い事しかないですよ♪