コンビニのアルバイトの仕事のメインはレジ打ちや品出しです。
しかし、中には責任者業務である発注をアルバイトに任せている店長もいると思います。
またこれから発注をアルバイトに任せようかなと考えている店長はよかったら参考にしてみてくださいね♪
アルバイトに積極的に発注を任せよう!
私はアルバイトに発注を任せることは賛成です。
コンビニの楽しい部分である売り場作りを経験してもらうことに大きな価値があるのです。
どんな商品が売れるのか、どの商品がいくつ在庫が必要なのか、お客様に買ってもらえるにはどういうレイアウトがいいかなど考えながら発注をしてもらうことで、その結果に興味を持ってもらえるからです。
発注に携わっていないスタッフからすると、どの商品がいくつ売れたかやどういう配置が効率よく売れるのかなど全く考えないでしょうし興味を持つこともないでしょう。
しかし、発注に関与してもらうことで、一つ一つの結果に関心を持ってもらえるのです。
自分で発注したからこそ、たくさん商品が売れて売上げが上がれば嬉しさは大きいでしょうし、逆に全く売れなければ反省をすることができるのです。
そうした売り場や商品に対する関心は、そのスタッフの成長を促してくれるので、アルバイトがより経営者向きな考えを抱くようになります。
そうすると、思考が責任者のようになっているため、同じ利益を出すという目標を共有できるようになり、本来責任者がするべき仕事でも、アルバイトに安心して任せることができるのです。
その分責任者の負担が減り手が空くので、スタッフの教育や経営の見直し、清掃活動等といった後回しにされがちな仕事に取り組む時間を確保できるようになります。
アルバイトに発注を任せることで、スタッフの責任感を強くすることができ、店の質を高くするための時間も確保できるので、ぜひスタッフに話を持ちかけてみてはいかがでしょうか?
発注を任せるときの注意点!
発注をアルバイトに任せることに関しては賛成ですが、どうやら店長の中にはアルバイトに発注を任せることを勘違いしている人がいるようです。
あくまで発注は責任者の責任なので、アルバイトが発注をしようとその結果は全て責任者の責任なのです。
ですので、責任者の仕事をアルバイトに手伝ってもらっているという感覚です。
しかし、アルバイトに発注をさせている、つまり、発注を強要している店長が中にはいるようです。
過去に相談を受けたことがあるのですが、やりたくないのに発注をやらされているアルバイトがいました。
その多くは、発注をするのはいいがその結果を全て発注をしたスタッフのせいにされるとのことでした。
本来アルバイトに発注を任せる場合、最初の頃は必ず責任者が発注内容を確認するはずです。
しかし、発注内容はよく確認せずにそのまま本部に発注を送信し、その結果廃棄が多くなったり欠品したりしたことに対して、スタッフの責任にする人がいるようです。
つまり、アルバイトに責任転嫁しているのです。
店長から発注をしろと言われ、しぶしぶ発注をしたら全て自分のせいにされたとなれば、誰も発注をしたくないですよね?
発注業務をアルバイトに丸投げしている形になり、これらの店長は自分が楽をするためだけに発注を強要しているようです。
そうなってしまうと、コンビニの業務で楽しいはずの売り場作りが強要される形になり、発注を任されているスタッフのモチベーションを下げてしまいます。
ですので、アルバイトに発注を任せる場合は、必ずその結果は全て責任者が背負うようにしましょう。
絶対にスタッフのせいにしてはいけません!
もし、発注を任せるのであれば、発注方法だけ教えるのではなく、必ずその結果について一緒に反省をするようにしましょう!
そして、回数をこなして任せたスタッフの発注を信頼できるようになって初めて発注内容を信用するようにしましょう。
任せるのであれば、くれぐれも無責任な行動はしないようにお願いします!
定期的にローテーションさせよう!
アルバイトに発注を任せるときは、必ず担当を決めましょう!
比較的ミスをカバーしやすいドライ飲料やお菓子、難易度の低いタバコや日用品を任せている店長は多いと思います。
店によってはスタッフによって担当を固定しているところがあると思います。
確かに、担当を固定することでその担当のスペシャリストになることができるので、回を重ねるごとに発注精度が上昇し、責任者よりも売り場に詳しくなることもあります。
しかし、コンビニは常に作業時間が決められており、タイムテーブル通りに仕事を進めることの方が多いです。
つまり、毎回同じモノの発注をしていると、仕事がマンネリ化してしまい、簡単に言うと飽きてしまうということです。
コンビニは新商品の導入が多く、商品の入れ替えが激しいため、発注を担当した当初は新鮮な気持ちで取り組むことができるかもしれませんが、慣れてくるとどうしても面倒くさいと思う日が必ずやってきます。
同じことの繰り返しをすることで、日々のモチベーションを維持することが困難になってきます。
モチベーションが下がると、責任者もそうですがどうしても発注の精度が下がってしまうので、質の高い売り場を維持することが難しくなってしまいます。
モチベーションを保つためには、常に新鮮な気持ちで目標を持って働くことが重要です。
もし担当をスタッフ毎に振り分けているのであれば、新鮮な気持ちで取り組むために定期的に担当を変えるようにした方がいいでしょう。
アルバイトに発注を任せることで、関与したことに興味を持って仕事をするようになります。
ただ発注を任せるのではなく、強要をしていると逆にモチベーションを下げてしまうことになります。
ですので、必ずアルバイトに発注を任せる場合は、その責任を全て背負うくらいの心の余裕を持つようにしましょう♪